効果的に伝える手段を選ぶことの難しさと一つの答え
もっと上手く言いたいことを、そのまま伝えられるようになりたいですよね。そのために伝える手段を考えなきゃいけないですが、それがまた難しい。
生産性の高い伝え方を身につけるために
少し前の記事になるけど、Chikirinの以下の記事は、「そうだなあ」とうなずくばかりでした。
仕事の重要スキル、ビジネスに関わる人に求められている2番目に「生産性の高い伝え方を身につけること」を書いています。
短い時間に「自分の言いたいことはコレなんです!」とズバリ言える人は、確実に仕事ができる人。自分もそうありたいと思っています。自分で完結するタスクであればいいですが、他人の協力を得なきゃ大きな仕事は出来ません。ということで、重要スキルの一つとしてあげています。
そして、それが出来るひとは伝える手段を意識的に考えているとのこと。論理的かとか、話の内容も大事ですが、何で伝えるかというツール選びも大事なわけです。
伝える手段を考える
ちきりんは、以下のものをあげています。一般的に考えるとこれしかないですよね。
1)会って直接話す 2)電話で話す 3)メールで伝える 4)FB メッセージ、twitterDM、携帯メールその他の簡易メッセージツールで伝える
けどIT企業なんかだと、4はさらに細かく分類できると思います。仕事では使わなくとも、プライベートでも使うツールもありますよね。そうすると、仕事でもプライベートでも会う人だと使い分けが難しい。簡単ですが、ざっくり出してみました。(もっともっとあると思います)
- 無料通話
- Skype
- Messenger
- LINE
- commなど
- グループウェア
- サイボウズ
- Redmine
- はてなグループなど
- IRC
- メッセージ
- Poke
- DM
- Tweet
他にもポリコムなど使ってテレビ会議ってのもありますよね。働く環境によって変わると思いますが、インターネットの発達によって伝える手段ってかなり増えました。どれも便利なんだけど、便利ゆえに迷わせる。それじゃ本末転倒ですよね。
伝える手段を選ぶことは難しいけど
そしてこれらの手段を以下のものに合わせて、使っていく必要があります。これが難しい。
- 相手の状況
- どれくらい忙しいか
- 今どこにいるか
- 何時に出勤退勤することが多いか
- 相手との関係性
- 上司か、部下か
- 信頼関係が築けているか
- 仕事の優先順位
- 今すぐ確認しなければならないことか
- リマインドすれば十分か
- 自分の状況
- 伝えるための時間はどれくらい作れるか
- 何時であれば動けるか
- 今どこにいるか
などなど。これらだけではないと思いますし、環境によっても変わってくるものでしょう。その時その時の状況に合わせ、瞬時に行動できるかが鍵です。口で言うほどやさしいものではない、と誰もが知っていること思います。
スキルとして身につけるために
この伝える手段をどう選ぶかですが、非常に難しい反面、確実に誰しもがスキルとして身につけることができると思っています。
ここに才能は要りません。経験以外にないのですから。
「こういう状況で、この手段でこういうことを言ってみたところ、失敗した/成功した」という経験を繰り返していくしかありません。あるいはそれは自分の経験ではなくとも、自分に近い同僚などの経験をインストールして、実験していくしかありません。
経験する、以外には身につけられないことなんじゃないでしょうか。そう考えると、身につけるのが難しいスキルともいえますが、やればやった分だけ取得できる能力ともいえます。
ちきりんさんの言う超重要なスキルが確実に手に入るわけです。美味しいじゃないですか。
ということで、若い人は失敗含め、どんどん経験してこのスキルを伸ばしていきましょう。どんな仕事してたって、使うスキルなんだから、役に立たないことはない!