2017年面白かったマンガたちと、DLすべきマンガアプリ
2017年もよいマンガと多く出会えました。紙と電子を上手く組み合わせ、時にはアプリで見ながら楽しんだ1年でした。
その中でも個人的によいなーと思ったものを紹介。他の人のを見ると、また面白いですね〜。マンガ通過ぎよりも、素人のオススメの方が気軽に見れて好き。
さてそんな素人のおすすめはこちら。
2017年面白かったマンガ
マンガから音楽が聞こえてくる初体験『BLUE GIANT SUPREME』
ジャズ漫画。
前作『BLUE GIANT』の続編にあたり、主人公がドイツへ武者修行に行ったところから始まる。
この漫画はとにかく熱い。ジャズなんて全然知らなくても、引き込まれる。
初めての体験だった、マンガから音楽が聞こえてくるのは。
それと言語の工夫もすごくよくて、英語・ドイツ語・日本語がマンガの中で入り乱れる。
言語がわからず、置いてけぼりにされる感じもまさかマンガで体験できるとは思わなかった。
とかく描写やコマ割りが工夫されていて、人を惹きつける。完成された映画のようなマンガ。
それでいて、主人公とそのまわりにいるキャラクターがいいキャラすぎて、いい。とにかくいい。
ジャズ好きも別にそうでなくても呼んで欲しい作品。
BLUE GIANT SUPREME(3) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 石塚真一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/11/17
- メディア: Kindle版
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天才たちのバカな恋愛バトル漫画『かぐや様は告らせたい』
とにかく笑った。最高に笑った。
何マンガって言ったらいいのか謎だが、青春ラブコメなはずだが、一筋縄ではいかない作品。
リアリティがない作品は好きになれないが、この作品はきちんと設計されたリアルの上、笑いがあっていい。
天才とバカは紙一重で、こと恋愛になるとバカになる主人公たちが最高。
すべてのキャラクターが主人公といっていいくらい、キャラ立ちしていて、見ていて清々しい。
ギャグとシリアスのバランスがちょうどよく、巻を通じて読んだときの充実感がすごい。
基本は電子で買っているが、これは紙で買わされてしまった。
かぐや様は告らせたい?天才たちの恋愛頭脳戦? 7 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
- 作者: 赤坂アカ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/11/17
- メディア: Kindle版
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駆け引きこそが面白いバトル漫画『喧嘩稼業』
バトル漫画。
バトル漫画は呼んだ時の爽快感が好きだが、喧嘩稼業はほかとは一味違う。
筋肉だけなく頭を使う。そして何より駆け引きがすごい。
勝負は試合前から始まっている。
主人公がとことん頭がよく、それでいて性格が悪く、駆け引きのプロ。
天才キャラの主人公は多いが、ここまで嫌な天才はいなかった。
そして異種格闘技戦なのだが、裏の業界の格闘技も出てきて、情報量がすごい。
前作の喧嘩商売と比べると、フザケ割合が下がっているのも個人的にはいい。
- 作者: 木多康昭
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/11/20
- メディア: Kindle版
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非現実的な存在が語るリアルな子育て『元女神のブログ』
育児系のマンガは本当に多いが、これは頭抜いてよかった。
育児のマンガは多くても、女神や吸血鬼や人魚が出るものはないはず。
その奇抜な設定の上で、今話題の社会問題や、ブログやインスタの流行に一喜一憂する登場人物がリアル。
「あー、あるある」なネタを非現実的な存在たちが、リアルな言葉で語るもんだから、面白いに決まってる。
子育てしてる人も、そうでない人も読みたい。
- 作者: 本間実
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/11/22
- メディア: Kindle版
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性の関心から暴走する少女たち『荒ぶる季節の乙女どもよ。』
ラブコメなんだけど、ただのラブコメじゃない。
可愛い顔したキャラたちが、性への関心から暴走していく様が面白い。
文芸部が舞台ということもあって、表現方法が愉快。
どこにどんな風に暴走していくのか、先が読めなくていい。
1巻に手を出したら、気づいたら全部買ってた作品。
荒ぶる季節の乙女どもよ。(3) (週刊少年マガジンコミックス)
- 作者: 岡田麿里,絵本奈央
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/12/08
- メディア: Kindle版
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閉鎖的なムラにある恐怖と淫靡『花園メリーゴーランド』
電子書籍のバナーでしょっちょう見かけて、ついつい買ったが、後悔してない。
エロさもあるけれど、それ以上に民俗学的に面白い。
閉鎖的なムラに残された歪な性慣習に、主人公が向き合い、苦悩する。
こんな世界があるんかと、勉強になった。
- 作者: 柏木ハルコ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/02/04
- メディア: Kindle版
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漫画なのか画集なのか『明日ちゃんのセーラー服』
これは作者が変態、いい意味で。
あり得ないくらいの制服フェチやら少女フェチやらが一つ一つのコマにねじ込められている。
田舎の女学校の日常系マンガなんだけど、ほぼ画集の領域。
ただの縄跳びに何ページ使ってるんだと。
- 作者: 博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2017/04/19
- メディア: コミック
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可愛い顔して鬼の所業が笑える『人魚姫のごめんねごはん』
これはギャグ漫画。
その観点なかったわ、っていう意味でやられた。
可愛いキャラクターと見せかけ、そのやっている行いは鬼の所業。
…まあ、僕らもやってることなんですけどね?
これを読んだ後、魚料理が美味しく食べられるか。
オマージュも多く、映画好きはさらに楽しめるかも?
- 作者: 野田宏,若松卓宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/05/12
- メディア: コミック
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社交ダンスってこんなに熱かったっけ?『ボールルームへようこそ』
社交ダンス漫画。
アニメ化もして、こちらも大変よかったですね。
社交ダンスというと、ウリナリの社交ダンス部のイメージしかなかったけれど、それがぶち壊されました。
BLUE GIANTと同じで、漫画で伝わる躍動感がすごい。
1巻を読んでKindle一気買いでした。
ずっと「ホームルーム」だと思っていて、手に取らなかったのは恥ずかしい記憶。
ボールルームへようこそ(9) (月刊少年マガジンコミックス)
- 作者: 竹内友
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/06/23
- メディア: Kindle版
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時折くるラブコメ臭にやられる『ちおちゃんの通学路』
ネットでは有名になったギャグ漫画。
全員いいキャラクターで、そのだいたいが、どうしようもないキャラ。
それが通学路という限られた空間を、これでもかという位、つきぬける。
時折くるラブコメ臭にやられる。安藤さんがんばれ。
- 作者: 川崎直孝
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー
- 発売日: 2017/09/23
- メディア: Kindle版
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DLすべきマンガアプリ
だいたいこれらのマンガとの出会いは、ネットでの情報もあるけれど、マンガアプリで出会ったケースが多い。個人的に最強なのは以下の電子書籍アプリ。これらがあれば、大体ウォッチできるのでは?
ニコニコ漫画がオールラウンドに見れるので便利で、あとは各出版社別に特化して使うイメージ。
それぞれがしのぎを削ってくれて、UIもどんどん改善されているので、ハッピー。
さあ、2018年もよいマンガと出会いたいですね!