25歳から33歳の人は要注意!気をつけたい「風疹」流行とその予防
今年は風疹が流行っているそうです、それもとんでもない勢いで。
2012年は風疹の流行がすごいことに…
風疹とは、発疹、発熱、リンパ節の腫れの症状が出る感染症です。唾液のしぶきなどで感染します。大人の場合は、発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、一週間以上仕事を休まなければならない場合もあるそうです。
そんな風疹が、今年大流行しています。。
以下は国立感染研究所の最新データから抜粋したグラフで見てみましょう。
風疹にかかった数の累積の報告ですが、2012年がものすごい勢いで増えていることがお分かりかと思います。
子どもだけがかかるわけじゃない。特に25歳から33歳の人は要注意!
そしてさらに恐ろしいのは、風疹は子どもがかかるイメージを持ちがちですが、どうやら単純にそうではないようです。。
ことしの風疹報告患者四百五十三人のうち三百五十人が男性。うち二十代と三十代が六割を占め、女子中学生だけが対象だったり、接種率が低かったりした世代と重なる。
二十代と三十代の成年男子で風疹にかかる人が増えてきているようです。この原因として過去予防接種を受ける機会がなかった人がかかりやすいようです。そしてWikipediaによると、
特に1979年4月2日~1987年10月1日に産まれた人は法律の変わり目の時期に中学校時代を過ごしているため、予防接種を受けていない人が多い。
風疹の予防接種は女性だけ受ければよいと言われていた時期があり、上の期間に受けていない男性が比較的いるそうです。つまり今年25歳から33歳の人は、過去に予防接種を受けた可能性が低く、気をつけたほうがいいでしょう。
女性の場合、妊娠初期に風疹にかかると、生まれてくる子どもに悪影響をもたらす可能性があるとのことです。その点を頭において、確認するといいかと思います。
効果的な治療はない。まずは予防接種を
現時点で効果的な治療法はなく、ワクチンの予防が最も重要と言われています。子供の時にかかったから大丈夫と思いがちですが、こちらも安心はできないとのことです。この年齢の人は、一度地元の母親に電話して「風疹の予防接種」を受けたか確認してみることをオススメします。
ちなみに僕も確認したところ、受けたそうで、一安心したところです。もちろん昔予防接種を受けたからといって、絶対にかからないわけではないので、そこは要注意です!
ですが、もし受けていないということであれば、インフルエンザなどの予防接種と一緒に受けてみることをオススメいたします。
仕事でも生活でも身体が資本です。あらゆる病気に備えて、予防に気をつけましょう!
追記:2012/12/06 21:46
この記事を読んだ人から「他に大人が受けておくべき予防接種ってある?」という声をいただいて、以下の記事を書いてみました。少しでも参考になれば幸いです。