「そうだ、俺はネットが好きだった」という発見
今日大きな気づきを得た。それは「自分がネットを好きなんだ」ということ。それが小さなことのようで大きな強みであるということ。
— Swatz/Tomohiko Suwa (@Swatweetz) October 11, 2012
僕は特段これといった特技はほとんどない。サッカーは出来ないし、野球も出来ない。あらゆるスポーツは人並み。マジックなんてやれないし、英語・中国語がバリバリ話せるわけでもない。頭の回転は初動が遅いし、地頭もない。ビジネス上有利な特技なんて、何にもない気さえする。
また分かりやすい趣味があるかと言えばそれもない。サッカーの知識もにわかファンレベルだ。スーパープレー動画を見れば満足できちゃうタイプだ。美味しい中目黒の居酒屋も池袋のラーメン屋だって全然知らない。ネットで調べて適当に決めている。食事の話もそこまで興味もない。健康的でさえあれば、何だっていい。オネエちゃんの話も関心ない。
そんな僕を傍から見たら、なんてつまらない人間なんだろうと思われると思う。僕がそう思う。
けど僕はネットは大好きなんだ。つまらない人間だけど、”いんたーねっと”についてだったら、どれだけでも話せる。ネット周りの知識やプログラミング技術の有る無しはともかく、好きなんだ。いつでも誰でも人生を変えられる可能性を与えてくれるインターネットは、最高だと思っている。一日中考えていたって苦にならない。それだけ僕はネットに大きな情熱を感じている。
ところが、はてなみたいなネット好きばかりがいる環境に身を置くと、それを忘れてしまう。自分には特技も趣味も何にもない。つまらんクソヤローだと思ってしまっていた。完全に縮こまっていた。
けど、そうじゃなかった。それは実に大きな機会損失だった。ネットが好きというのは、最大の強みであることを。ネットサービスを創りだす原点が、ネットが好きであることだった。一日中考えるくらいでないと最高のネットサービスは生まれない。
ネットが好きなら、それを声を大にして言うべきだ。「自分はこう思う、お前はどうなんだ」とぶつかり合うことが、ネットを更に進化させていく。そういうインターネット好きたちが、せわしなく動くネット業界をつくってるんだ。そして、この思いは万国共通で、境界はない。世間の人がそれをどれだけ求めているかは知らないけど、少なくともインターネット好きの同志はそれを求めている。
このネットが好きという気持ちを少しの間忘れていた。これからはネットが好きということを胸張って、いろんな人にネットについて話をしたい。そう思った今日この頃という話。
ネット好きよ、話をしよう。