リテラシーラボラトリ

リテラシーを考える

ブログは「スタンド」というより、「ペルソナ」っぽい

Gunosyで以下の記事を読んで、「ブログ=スタンド」という話題について知りました。「ブロガーはスタンド使い」って中二病っぽいけど、好きな表現です。

元ネタは以下ですね。

スタンドというのは、『ジョジョの奇妙な冒険』という有名な漫画に出てくる概念です。超能力のイメージを擬人化させたものと考えればよいかと思います。

超能力バトルをわかりやすくビジュアル化したもので、超能力のイメージが使用者の脇に立っているように見えることから名付けられた

なるほどなーと思ったのですが、これはプロブロガーの(を目指す)世界だからしっくりくる表現な気がしました。多くの人の場合、ブログは「ペルソナ」と表現するのがしっくりくると思います。


本当の自分を具現化できる

「ペルソナ」というのは先ほどの『ジョジョの奇妙な冒険』とはまた別で、アトラスのペルソナシリーズのゲームの中に出てくる概念です。

ペルソナ4

ペルソナ4

作中におけるペルソナとは心の底に潜むもう一人の自分が実体化したもの。

細かい定義の話は置いておいて、こちらは「超能力」ではなく、「もう一人の自分」の具現。ここが大きく異なるポイントです。

普段言えないことが言えるブログだからこそ

ブログは「スタンド」か、「ペルソナ」か。これは言い換えると、ブログを「自分の能力の披露場」か、「本当の自分を表現する場所」といえましょう。

どちらがいいとかそんな話はあまり意味のないことですが、どちらにしろ人に見せられていない自分を文章や写真などによって表現するという点では共通です。

ただ自分の能力を披露するというのは、非常に高度なブログの使い方のように思います。最初からすでにプロ志向を持たれている人です。すでに「ブログでご飯を食べるんだ」と思われている人であれば、あなたは「スタンド使い」でしょう。

しかし、それ以外の人にとってはスタンド使いってのはちょっと重い表現です。

ブロガーのほとんどが以下のような思いで書かれていると思います。

「(皆には言えてないのだけれど)あそこのお店がおすすめだよ!」
「(皆には言えてないのだけれど)自分はこういうことが好きなんだ」
「(わざわざ表立って言うことではないけれど)あのニュースについて、こんなことを思ってる」
「(上手く口では言えなかったけれど)こういうことが言いたかったんだ」

そんな”本当の自分の想い”を形にする場。それがブログなんじゃないでしょうか。

まとめ:本当の自分をさらけ出そう

自分の思ってることを伝える、それがブログの原点です。とにかくPV稼ぐんだーという気概も大事ですが、肩をはりすぎるのもよくないように思います。

自分の想いが形となり、それが一人歩きして多くの人に読まれ、自分を知ってもらう。それがブログの機能です。記事の集合体が自分を形づくるのです。

そう考えると「もう一人の自分」の具現である「ペルソナ」という表現がしっくりきました。

PVや収益稼ぐのもいいけれど、肩の荷を外して、本当の自分をさらけ出す。そんな風にブログ書いていくのが、ブログを楽しく書き続けられる秘訣、のように思います。

そしてペルソナとしてやってきたブログもやがて多くの人達に読まれて、やがて結果的にスタンドとして確立されたブログになる。それもまた面白い。うん、やはり中二病ですね(笑)

ということで、私ももっとブログで自分をさらけ出していきたいですね。これが俺の「ペルソナ」だ、なんて。

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